福岡同窓会のこれからを盛り上げてくれる「若っかもん」(林康史さん、横瀬哲朗さん 50回生 1998年卒)

福岡同窓会では、若い世代の交流を広げるため、10代~40代を対象に「若っかもん倶楽部」と題したイベントを開催しています。2025年10月のBBQに初参加してくれたのが、50回生の林康史さんと横瀬哲朗さんです。これをきっかけに、二人はその後の新年会や花見にも参加して、50代以上が中心になりがちな同窓会に、新しい風を運んでくれています。

■こんな人に読んでほしい
 ・卒業後の同級生同士のつながりは、どんな感じ?
 ・福岡同窓会ってどんな場所?
 ・同窓会に参加するとどんなメリットがあるか知りたい
50回生 林康史さんのプロフィール
 ・出身中学:三重中学校
 ・西高での部活:バスケット部
 ・進学先:山口大学工学部
 ・職業:システムエンジニア
 
50回生 横瀬哲朗さんのプロフィール
 ・出身中学: 横尾中学校
 ・西高での部活:バスケット部、テニス部
 ・進学先:久留米大学医学部附属臨床検査専門学校
 ・職業:臨床検査技師

バスケの強豪西高で、青春の一ページを刻む。修学旅行の「あれ」は、今では時効?

バスケットボールを題材にした『SLAM DUNK』(スラムダンク)が『週刊少年ジャンプ』に掲載されたのは1990年から1996年。二人はこのアニメの主人公の桜木花道と同世代となります。多くの子どもたちを夢中にさせた大人気アニメの影響を受けたのか、二人も自然とバスケットに親しみ、西高でもバスケ部に所属しました。西高といえばバスケの強豪校としても知られていますが、当時も練習はハード。練習漬けの毎日を…という一面ももちろんありましたが、青春の1ページとして練習以外の場所でも仲間との楽しい時間を過ごすことがとても楽しかったようです。結果的に二人とも途中で退部することにはなりましたが、その経験は現在にもつながっています。林さんは今でも社会人サークルでバスケットを楽しみ、横瀬さんはテニス部に所属し、バスケやテニスでのケガの経験から身体への関心を深め、医療の道を志すきっかけとなりました。

また、西高での想い出として印象的なのが「修学旅行」。西高の修学旅行は学年ごとにやや異なり、旅の思い出はしばしば同窓会でも話題になりますが、50回生の修学旅行のメインイベントは「長野でのスキー」でした。しかし博多から新幹線で長野を目指す予定が、大雪で新幹線が運休に。急遽門司港からフェリーで大阪へ向かい、大阪から長野入りするという予想外の行程になりました。

ようやくたどり着いた長野は白銀の世界。若い女性のインストラクターから楽しく指導を受けつつ、夜は先生の目を盗み、食堂から「拝借」した「あれ」を窓の外の雪で冷やし…この辺のエピソードは文字として残しにくいですが、誰しも経験した「今では時効の出来事」があったようです。
こうした「大きな声では語れないエピソード」があるからこそ、年月を経ても再会した瞬間に一気に距離が縮まるのが同窓生の魅力です。

リモートワーカーとエッセンシャルワーカー。福岡で家族を持ち、父親として子どもを育む世代へ

卒業後、林さんは山口大学の工学部へ。数字に興味があり「答えがでる」ことに取り組むことがなんとなく好きだったことで、システムエンジニアの道を歩むことになりました。
横瀬さんは高校時代にスポーツでケガをした経験から、「身体」に興味が生まれ、久留米大学医学部附属臨床検査専門学校へ進学。臨床検査技師として、身体に生じる不調を医学的に分析する職業を選びました。
就職は二人とも福岡。結婚、子どもが生まれ、それぞれ家族を持ち福岡での生活が根付いています。

林さんはシステムエンジニアとして活躍。レベルアップを目指し転職を重ね、その過程で情報に関する専門資格を取得しました。現在はメーカー系の関連会社で、公的機関のプロジェクトにも携わるなど、専門的分野で活躍されています。コロナ禍をきっかけに働き方はリモート中心となり、家では朝食づくりを担当。子どもたちを学校へ送り、洗濯や掃除などの家事は夫婦で分担し、自宅の一室を仕事場としています。コロナ禍で仕事のスタイルは大きく変わりましたが、リモートワークは家族と過ごす時間が増え、林さんの生活スタイルに合っているそうです。バスケットは現在も続けており、社会人バスケサークルに所属し、中学校でバスケ部に所属するお子さんと一緒に練習をするのが楽しみの1つになっています。

横瀬さんは臨床検査技師として病院に勤務。エッセンシャルワーカーとして、救急医療に取り組み、技師長、室長を経て、次世代の教育に注力しています。夜間の救急搬送に対応する当直など不規則な勤務もありますが、当直明けのインターバルを利用して子どもたちの部活動の支援や 、自身もフットサルの社会人サークルに所属するなど時間を有効に活用しているそう。また一方で「書家」としての顔も。小学校の頃に始めた書道を、社会人になって再開。書道家の師匠の元で師範を取得し、書道の展覧会で入賞する実力を身に着けています。将来は書道とアートをミックスした独自の道を模索中。多彩な一面を発揮しています。

福岡同窓会「若っかもん倶楽部BBQ」で、久しぶりの再会

卒業後、二人とも同窓生のグループLINEでつながり、なんとなく近況は知っていたものの直接会うことはありませんでした。コロナ禍を経てSNSやリモートは飛躍的に普及。直接会うことはなくても繋がりを維持できるという状態は、最近の若い世代の傾向でもあります。
福岡同窓会では若い世代の同窓会参加へ興味を持っていただくために、2025年の「若っかもん倶楽部」ではBBQを企画。「探しています 10代~40代の長崎西高卒業生」をキャッチフレーズに、チラシを作成し、SNSなども活用して幅広く告知しました。
林さんと横瀬さんの50回生のLINEグループにも、「若っかもん倶楽部BBQ」のお知らせが流れてきたそう。先に興味を持ったのは横瀬さんでした。「なぜか、気になった」とのことで、同じ福岡に在住する林さんを誘って、一緒に参加することに。二人が再会したのは西高卒業以来だったそうで、福岡同窓会の取り組みが、久しぶりの再会を演出できたのは嬉しいエピソードです。

若い世代も気軽に参加できるこれからの同窓会運営へ向けて

かつて、インターネットがなく交通手段が限られていた時代は、同窓会は旧友との親睦を深める貴重な機会でした。近年はSNSの普及により距離の制約は小さくなり、同窓生同士のつながり方も多様になりました。そのため同窓会への若い世代の参加者は年々減少傾向にあります。これはどの同窓会でも発生している状況のようです。
福岡同窓会では、年に一度開催される同窓会の状況を会報誌で発信し同窓生の活躍を伝えてきました。しかし、会員数の減少による会費収入の減少もあり、2026年度より印刷費用がかかる会報誌に変えて、無料で運用できるInstagramやLINE、ホームページなどを活用しながら、より身近で参加しやすい情報発信を行っていく予定です。

今回ご紹介した二人も、それぞれの得意分野で同窓会との新しい関わり方を模索してくれています。ITに強い林さんはホームページ運営の面で、そして書家として活躍される横瀬さんはデザイン面で、今後の同窓会に新たな可能性をもたらしてくれる予感のする存在です。無理のない形で関わりながら、自分らしくつながることができるのも、これからの同窓会の魅力の一つです。
福岡同窓会は、「参加したくなる場」でありたいと考えています。久しぶりに顔を合わせる安心感、新しい出会いの楽しさ、そして世代を超えたつながり。林さんと横瀬さんのように、ほんの少しのきっかけで、その一歩は踏み出せます。もし少しでも気になった方は、ぜひ気軽に参加してみてください。きっと新しいつながりや発見が待っています。

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